ニュースリリース

建築家でデザイナーの板坂諭氏が、食料危機や行き過ぎた除菌・滅菌への問題提起をテーマに、椅子から本物のシイタケが発生する「Fungi Stool（しいたけスツール）」を制作し、国内外に発表されました。このスツールの制作に当社が協力させていただきました。

◇板垣諭氏 プロフィール◇
1978年生まれ。設計事務所勤務を経て、2012年に建築設計・デザイン事務所「the design labo」設立。建築をベースに、プロダクト、アートの分野で注目を集める。イタリア、中国でデザイン賞を獲得。ミュージアム等に収蔵された作品もある。海外のラグジュアリーブランドとデザイン契約を結ぶなど、世界的に活躍している。

板坂氏は「the design labo」代表として活動する傍ら、デザインブランド「h220430」を主宰。地球環境の悪化や紛争など現代社会が抱える難題へのメッセージを内包した実験的なプロダクトを創作なさっています。「Fungi Stool」は、当社の1.7kgシイタケ菌床19個を使用。食料危機について考える象徴としての意味に加え、分解者として自然界で必要な役目を果たす菌や菌類をいたずらに排除しようとする昨今の風潮に対するメッセージを込めて制作。椅子からきのこが実際に生えるまでを映像作品として記録しました。撮影は当社沼田事業所で10月初旬に行われました。

スツールはイタリアの国際的なオンラインデザインメディア「design boom」で紹介されたほか、the design labo のYouTubeチャンネルで動画を視聴できます。

Fungi Stool 動画（YouTube）
https://youtu.be/PStrKTkxeME

design boom 掲載記事
https://www.designboom.com/design/fungi-stool-satoshi-itasaka-mushrooms-10-25-2022/