ニュースリリース

東日本大震災10年の節目に行われた「東北復興宇宙ミッション2021」の一環で、岩手県洋野町の記念品として宇宙に2021年6月打ち上げられたシイタケの種駒（宇宙種駒）を帰還後の7月から当社で保管の上、培養を進めておりました。11月に入り、培養した種菌を基にした種駒が完成したため同町にお送りし、現地の宿戸（しゅくのへ）小学校で同月15日、帰還式が催されました。

式典には、同小で2月に開かれた出発式で種駒の旅立ちを見送った4年生10人と学校でシイタケについて学んでいる3年生13人が出席。ミッションを主管した一般財団法人ワンアースの長谷川洋一代表理事から児童の代表に種駒が手渡されました。続いて、当社盛岡営業所の社員の指導で、参加した児童全員が原木に種駒を打ちつける駒打ち体験に臨みました。

子どもたちは木槌やゴムハンマーを手に駒打ちしながら、「宇宙からちゃんと帰って来てすごい」「どんなシイタケが育つか楽しみ」などと笑顔で語っていました。

駒打ちした原木は校内で保管され、2年後のシイタケの発生を待つそうです。うまく育った場合は来年の10月ごろにきのこが出る可能性もあります。

立派なシイタケが無事に発生し、洋野町の子どもたちや地域の皆様の元気につながることを願っております。

なお、帰還式の様子は朝日新聞、読売新聞、上毛新聞などの各メディアにお取り上げいただきました。
https://www.asahi.com/articles/ASPCP74WMPCLUHNB009.html （朝日新聞掲載記事URL）