部門紹介
研究開発部全体では、きのこ種菌の新品種開発、各品種の特性に合わせた栽培技術の開発、種菌の品質検査、菌株保管、機能性成分分析、栽培現場に対する技術支援、大学での講義、栽培技術セミナー、省力化機械の開発など多岐に亘る業務を行っています。
社員インタビューINTERVIEW
- 研究開発部 岩本さん
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2005年入社(新卒)
生命科学研究科 専攻(大学院)
Q1入社のきっかけは?
大学院で就職先を考え始めたときに、①研究員として仕事がしたい ②関東周辺に勤務地がある会社に就職したい という2つの軸で会社を探していました。また研究をするのであれば、流行り廃りの激しい分野ではなく、小さくとも普遍的で形に残る仕事をしたいと考えていました。
そのような中で就職活動中に森産業を知り、種駒の発明により世界で初めてしいたけの人工栽培を可能にしたことから会社が興り、その後も次々と技術革新に挑んできた歴史を見て、直感的に「この会社は面白そう!」と感じました。説明会や面接で訪れると社員の方々は温かく、穏やかな社風に惹かれて志望を決めました。採用通知が届いたときは嬉しく、すぐに内定承諾の返事をしたことを覚えています。
Q2これまでの研究の経験や仕事のやりがい、会社の雰囲気について教えてください
私は、入社以来しいたけの育種に携わり、入社して4年後に初めて品種を世に出すことが出来ました。しかし、その品種は開発のタイミングと販売のチャンスが合わずに開発前の目的を果たすことが出来ずに終わりました。その時の悔しい気持ちから、「育種には時間がかかるため、常に数年先を見越して開発を開始しなければならない」ということを今でも自分に言い聞かせています。
仕事のやりがいについては、やはり自分が開発した品種が実際に世に出た時(仕事が形になった時)の喜びは格別です。スーパーで並ぶきのこを見て「あ、これ私が開発した品種だ」と気づいた時には、自分の仕事が社会に繋がった実感を得られて嬉しい気持ちになります。

さらにその前の交配選抜を繰り返す段階で、ごくごく稀に「この品種はいけるんじゃないか?」という有望菌株に出会う瞬間があります。その時の興奮は何物にも代えられません(笑)いずれにしても、「未知の事柄の一端を、試験により明らかにする」それを日々の仕事の中で繰り返すことが出来ることに、研究員として純粋に面白さを感じます。
また2児の母として、入社5年目と入社8年目に、それぞれ産休・育休(1年間)、時短勤務(2年間)を取得しました。上司や同僚の方々の理解もあり平日も残業をせずに業務と家事子育てとの両立が出来ているため、安心して仕事を続けることが出来ています。

Q3休日の過ごし方を教えてください
子供と遊んだり、勉強を教えたり、落ち着いて本を読んだりして休日を過ごしています。長女とは家で一緒にお菓子を作ったり、長男とは最近夢中になっている釣りをしに出掛けたりしています。土日休みのため、子供たちと休日を合わせることが出来るのは有難いですね。

一日のスケジュールSCHEDULE
7:45
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出社
8:00
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朝礼
朝礼後、ハウスにて観察・収穫・測定業務
10:10
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発生操作、培養管理など
12:00
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昼食・休憩
13:00
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交配・植継ぎ作業
クリーンベンチにて交配・植継ぎ作業
15:10
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事務作業
デスクにてデータ整理、試験計画立案などの事務作業
17:15
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退社