1原木伐採
秋の紅葉~春の新芽の季節に原木を伐採します(適期は5~8分紅葉した頃)。しいたけに最適な樹種はクヌギ、コナラ、ミズナラ等です。
2玉切り
伐採後は葉をつけた状態で日陰に40~60日ほど置き、木口に小ひびが入る頃を目安に玉切り(原木を1m前後の長さに切る)を行います。
3接種
玉切りした原木に千鳥状に穴をあけ、きのこの種菌を植えます。種菌は種駒、成型駒、オガ菌があり、品種や栽培目的により使い分けます。
4仮伏せ
接種後は仮伏せを行い、発菌と初期のまん延を促します。横積みしてブルーシート等で覆い、適宜散水しながら保温・保湿を行います。
5本伏せ
梅雨の前までに仮伏せから本伏せに移行します。風通しが良く雨の当たる日陰に伏せ込み、時期に合わせた環境管理で菌をまん延させます。
6発生
品種の特性に合わせ、適切な時期にホダ起こし(原木を発生に適した場所へ移動すること)や浸水などの発生操作を加えると、きのこが発生します。
7収穫
収穫適期(しいたけは発芽から7~10日)を迎えたらきのこを採取します。発生期間中は断続的に収穫が可能で、発生は数年にわたります。
8加工・出荷
収穫したきのこを選別し、取引先に応じた規格や包装・加工形態で出荷します。食品加工から流通・販売まで手掛ける事例もあります。